『スクイークであそぼう』
絵本仕立てのスクイーク入門書。スクイーク(Squeak)は直感的に楽しめるGUIベースのプログラミング環境…というか、要するにSmalltalkです（補足：SqueakはSmalltalkと深い関係にありますが、Smalltalkそのものではありませんので、この本でSmalltalkそのものが学べるわけではありません。sumimさんからご指摘をいただきました。感謝します）。画面のオブジェクトを操作して、パネルを組み合わせると、まるでおもちゃが命を吹き込まれたように動き出します。自分が描いたオブジェクトが動き出すので、想像力がとても刺激されます。小学三年生の長男に「ちょっと遊んでみたら」と本書を渡したところ、自分で調べて楽しんでいた模様(http://www.hyuki.com/diary/dia0310.html#i08)。sumimさんからさらにコメントをいただいたので、もう少し本書の感想を書きますね。この『スクイークであそぼう』という本（とソフト）を使っていると、以前Smalltalkのクラスブラウザで遊んだときの感覚ととても似たものを感じました。とても楽しく、知的な刺激がいっぱいの本だと思います。スクリプトの断片をゴミ箱に捨てる、なんていうのも素敵♪ただ、ソフトで使われている日本語のフォントがもう少しきれいだとよいなあ、と感じました。システム全体がよくできているだけにもったいないなあ、と。
