リアリティへの2つのアプローチ

森博嗣氏による。
実物を参考にするか、しないか。たいへん興味深い。
それで思い出したんだけれど、ある画家さんから絵を描く秘訣を教えて貰ったことがある。答えは「よく見ること」だった。それから何か絵を描くときにはそのことを心がけている。確かにうまく描ける。
プログラマがバグを取るときと似ている(点がある)。現象をよく見る。プログラムをよく見る。そのことがバグをとる秘訣(の一つ)だと思う。…いや、バグとりの場合は両方かな。現象をよく見て、プログラムをよく読んで、理屈を考えることが必要かな。
ついでに書き散らしておくと、森先生が上のエントリで書いている「写実派」の人は自分の目を信頼しているんだと思う。「理屈や道理」を考えている人は、ロジックを信頼しているのかもしれない。
バグを取るとき、現象を見ないと失敗する。プログラムを読み「こうなるはずだ」だけで押してはだめ。バグがあるということは、自分の思い描いた世界の何かがまちがっているのだから。必死になって(実際には淡々と)自分の間違いを探すプロセスが大事だと思う。
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