RSA Conference Japan 2007:いくら警告してもセキュリティ対策が進まない理由

災害対策と情報セキュリティ対策は同じ問題点を抱えているという、群馬大学の片田敏孝教授の談話。以下要点。

  • 人の心は、自分が被害にあったときのことを想定するのが難しいという特徴を持つので、それを前提にした対策が必要。
  • 対策しない人には理由がある。対策の必要性を「理解」してもらう教育が本当の解決策(行動)につながる。「脅迫」や「知識」だけでは無意味。
  • 「災害対策」でも「セキュリティ対策」でも、人間の特性にあったテクニックを組み合わせることで効果的な対策ができる。