ソニーCDが明らかにしたセキュリティー業界の本質的問題(上)

Schneierによる。ルートキットの問題で、私たちが本当に注目すべきポイントは、

われわれのコンピューター利用を支配しようとしている大手メディア企業と、
われわれを守ってくれるはずのセキュリティー企業とが、
なれ合っているのではないか(上より引用)

というところ。

問題発覚まで1年もの時間がありながら、大手セキュリティー企業が揃いも揃って、
このソニーBMG社のルートキットの存在を指摘しない、
あるいは何も手を打たなかったというのは、よく言っても無能だし、
最悪の見方をするなら劣悪な倫理観の表れとも言える(下より引用)

つまり、今回の事件は「大手セキュリティ企業が《信頼できるトレント氏》にならなかった」という事例なのですね。